十三月
先週のパレスチナ~イスラエルの映画祭では、意外な人とばったり再会できたりして楽しかった。そして。あ~、またアラブにも行きたくなったよぅ~!
2002年のイスラエル軍侵攻でめちゃくちゃにされたジェニンの街のドキュメント「ジェニンジェニン!」や、レバノンのシャティーラ難民キャンプの子供達、それに「ガザ回廊」など、ここ3年間ほどのパレスチナ側からの作品が、やっぱり圧巻。
例えば、ジェニンの事件などは“虐殺”以外の何モノでもないのに、この国のメディアでは「侵攻」としか語られない。パレスチナの事を思うたび、知られるべき事が知られなさ過ぎてるという、深刻なギャップと苛立ちを覚える。けど俺が行った二日とも、会場は20代前半ぐらいの若い人で満杯で、静かな熱気みたいなものを感じた。
足立正生監督の話もナマで聞けた。死ぬほどの失礼を承知の上で白状すると、もう少し浦島太郎的な「過去の人」を想像していたのだ……、よく知らんままに(冷汗)。しかーし、めちゃくちゃシャープでカッコいい上、ひょうひょうとして話のおもろいオッサンでした! なんぼでも話を聞きたいと感じた。何十年もこの国を離れていたからこそ見えるもの、言うべき事というのが、果てしなくあるんだろうなと思った。制作中の劇映画「十三月」もおおいに楽しみ!
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