墓場に持って行くからよ

釜ヶ崎越冬祭り、やっぱり出てよかった。かれこれ10年近く前に「だいなし」で出演してたころは「演歌やれ~」とよく言われたものだが、今回は俺らの演奏や歌そのものが、ダイレクトに届いてると感じた。
「今日の演奏、墓場に持って行くからよ」とドラムのジーティエン・ダージー(吉田大志)に握手を求める初老の労働者もいたし、「お前にとってギターは何や? 人生だよな」と、ロックを熱く語るオッサンもいた。演奏そのものはかなり粗かったが、あれだけ陽気な熱気の中で演奏できると幸せだ。ハードな現場で、最高の2005年幕開けになった。
今回の越冬祭りには、反戦ミュージックの吉田一平、マドモワゼルフルールや、一昨年に俺を再び釜ヶ崎に再会させてくれたあうんさん・すうじぃ、それに初登場で苦戦していたが楽団モラトリアムなど、仲間と呼べる奴らもたくさん出た。ライブハウスだけでこじんまりまとまってないで、いろんなバンドがこういうシビアな現場にどんどん出てきたらいいと思う。
そうそう! 俺らが出た日のトリは前日に急遽決まった三上寛が出て、「爆破すべき美術館とそうすべきではない美術館」も歌ってくれた。これ、11月に偽ジプシーで共演した時にいちばん心に残った曲なんやけど、まだCDになってないんかな。誰か知りませんか?

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