東欧(セルビア)・チョチェック修行

みなさん、東ヨーロッパはバルカン半島の魅惑のジプシー音楽・チョチェックを知ってますか?何?ご存知ない?それはつまり、結婚式なんかの宴会で酔っ払って踊る、ゆったりしたダンス音楽なのです。旧ユーゴのエミール・クストリッツァ監督「アンダーグラウンド」で日本でも有名になった、エロティックで情熱的で泥臭い音楽。
“だいなし”→ジェロニモレーベルと、これまでずっと日本語でギャーギャー言うロックをやってきた(今後もやる)俺ですが、こういう泥臭くてエスニックな音楽を、自分でもやりたくてたまらんかった。そこで2年ちょい前に、新たにファルソス・ヒターノス(偽ジプシー)を結成して今に至るのですが、チョチェックをマネしてるだけでは飽き足らず、やがて自作の偽チョチェックを歌い始めた。
そしたら、俺らの偽チョチェックでバルカンの人を躍らせてみたいじゃあないかと、さらに野望は膨らんだ。いつしか、「対テロ戦争じゃなく、偽チョチェックを全世界に!」をスローガンに掲げ(俺ひとりで言うてる気もするが)、バルカン半島への逆輸出を夢想してるわけッス。
で、去年の夏はですね。その可能性を探りに、果たして偽チョチェックは本場で相手にされるのかを試しに、単身セルビアに乗り込んできました。結論から言うと、思った以上に相手にされました。
変な日本人が来てチョチェックやってるぞ!しかも独りで!しかもギターとブーブー(カズー)だけで!!てなわけで、セルビアでは3回もTV出演した上、ローカルラジオに出たりもした(その後に行ったスペインでも)。その旅の成果の片鱗は、CDR“メセチナ地獄”にしっかりと刻みこんであります。
帰ってから1年間、「いやぁ~、向こうは展開が早いぞ。行ったら行っただけのことあるぞ」とあちこちで大口たたいてきたけど、今ひとつ説得力に欠けるんで、偽ジプシーHPに記録をアップした。まずは写真と簡単な説明だけですが、徐々に充実させていきます。
あ~っ。また早く行きてぇよぅ! レコーディングのほうは、ゆっくり着実に進行中。作るのはひたすら楽しい。しかし、どうやって世に出そうか。自部屋の押入れに眠らせず、聴きたい人の元に確実に流通させるにはどーすりゃいいんだ? そういうことをこれから思案し実行に移していかねばなぁ。
誰か、金出してくれんかのぅ。極東にすむ我ら偽ジプシーに、知恵と資金をプリーズ。偽チョチェック世界輸出計画に加担したい人がおったら、いつでもコンタクトくれ。まずは国内から何とかしたいですけど。
俺は真剣だ~!

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