西成で“流し”、そしてガザ…
今週末、ソロライブやります。大事な友人たちがやってる、西成のココルームという小さいハコで。マイクは使わずナマ声で“流し”の感じで。ライブ中に御来店の人には、俺が滋賀の山奥で採取したサルナシの果実酒(野性的な梅酒っちゅう感じ)を軽く振舞います。
★1/9(金) 大阪新世界 ココルーム
出演:ヒデヨヴィッチ上杉・ソロ /19:30ごろ start / 投げ銭カンパ制(振舞い酒あり)
cocoroom 06-6636-1612 大阪市西成区山王1丁目15-11 http://www.kanayo-net.com/cocoroom/index.html
その後のライブ予定、簡単に書いておきます。ソロで小ツアーもやるので、関東の方はチェックを!
★1/16(金) 奈良 ネバーランド
出演:Silent But Deadly /ジェロニモレーベル(ドラム:堀祥子) ほか未定
今回のドラムは、1年前まで大活躍した堀ちゃんが久々の登場。こりゃあ楽しみ!
★独りジェロニモレーベル(ヒデヨヴィッチ上杉・ソロ)関東プチツアー
1/17(土) 渋谷 国境の南
1/19(月) 高円寺 セピア(素人の乱9号店)
詳細は近づいたらまた書きますが、ホームページ http://www.gernm.com でもご覧になれます。
今年前半は自分の両バンド(ジェロニモレーベル/偽ジプシー)と、友人の天使突抜一丁目 http://jp.myspace.com/tenshitsukinuke のレコーディングに集中し、説得力ある作品をひっさげて世間に出ます。やたら遠回りで時間かかったが、いろんな事がグワっと動く時が来た! …と思う。
話変わってパレスチナ。
今週末ココルームでのライブ翌日、大阪中之島で、ガザ虐殺への抗議行動があるので俺も参加します。
アフガン戦争が始まった2001年、俺は「空の上からやりたい放題」という曲を作ったが、今イスラエルは、無人戦闘機(!)から無差別にパレスチナ人を殺している。年末から正月からずーっと、どこにも逃げ場のないパレスチナの人々が殺されまくっている。
この国の政府は決して「やめろ」とは言わん。ならば、俺らが集まって言うしかない。10日は、でっかいデモになって欲しいと真剣に思うので、都合つく人はぜひ! 僕も段ボールに何かメッセージ書いて参加するので、会ったら声かけてください。今考えてるのは「やりきれん悲しみの中で、何度でも何度でも言う。殺しをやめろ!」
あと古い話ですが、2000年にパレスチナに行った時の旅記録をアップしてます。この時も悲しい状況だったが、それでも今に比べれば牧歌的だったと言えるかもしれない。興味ある人は→「俺がこの目でてきとうに見た世界」 http://www.gernm.com/travel-digest.html
さて、今週土曜日の大阪での行動です。【転送・転載歓迎】
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許すな! イスラエルのガザ侵攻 1・10緊急行動
イスラエルは、昨年末から続くガザ攻撃によって、すでに500人以上のガザ住民を殺害しています。今も、人々は、電気や水を止められ、食料確保もままならない状況のなか、イスラエル軍の攻撃にさらされ続けています。
私たちは、イスラエル軍による虐殺行為の中止、ガザ地区の封鎖解除、そして、パレスチナにおける公正な平和の実現を広く訴える緊急集会とデモを行います。
イスラエルの暴走を止めるためには、国際社会からの圧力、抗議の声を挙げていくことが不可欠です。より多くの方の結集を!!
なお、参加される方は、プラカードや横断幕など、街頭にアピールできるものをご持参いただければと思います。
●日時 2008年1月10日(土)午後2時集合 午後2時45分デモ出発(3時半頃梅田解散)
●場所 中之島公園女神像前(地下鉄淀屋橋駅1番出口から徒歩3分。大阪市役所南側)
●発言 岡真理さん(京都大学教員)/B・サーメドさん(ガザ住民、携帯電話を通じての参加)ほか
【呼びかけ団体】ATTAC関西/アムネスティ・インターナショナル日本/釜ヶ崎医療連絡会議/釜ヶ崎パトロールの会/関西共同行動/日本キリスト教団大阪教区社会委員会/パレスチナの平和のための関西連絡会/パレスチナの平和を考える会
【連絡先】関西共同行動 tel: 06-6364-0123(中北法律事務所)
mixi「パレスチナ問題を考える会」コミュニティーより http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=38564003&comm_id=6451
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引用終わって再び、自分の文章に戻る。何しろパレスチナに関しては、「宗教問題」とか「憎しみの連鎖」とか、ワザと本質をぼかすコトバがあふれすぎてる。そのせいで「忘れられた地での、理解不能な悲劇」と無関心やあきらめが大手を振るい、特に911以降はイスラエルの殺戮が、「世界公認」みたいになって来てると思う。
長くなりますが、森沢典子さん http://www2.odn.ne.jp/midi/ の文章を、ご本人の承諾の上、掲載します。パレスチナの悔しさと悲しみが、ほんとうに優しく伝わります。(以下)
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皆さま、新しい年が明けました。今年もよろしくお願いします。
昨年祖母を亡くし喪中だったため、新年のご挨拶は控えるつもりでいました。
けれども年末から始まったイスラエルによるガザへの大規模な空爆が連日激しさを増し、辛い気持ちで年を越し、喪に服す思いは一層強くなりました。
でも私の気持ちを暗く重くしているのは、イスラエルによる空爆の事実だけではありません。
この一連の出来事には大きなトリックがあり一般の報道も、政府の対応も、人々の反応もそのトリックに陥ったままであることが、状況を一層悲惨にしていることに心が張り裂けそうになるからです。
今回のイスラエルの空爆、そしてこのほど開始された地上での攻撃は、イスラエルの言う『戦争』でもなければ『ハマスのロケット弾阻止』の大儀のためでもないことは、イスラエルのこの60年間のパレスチナへの戦略をほんの少し学ぼうとすれば、誰にでもすぐにわかるはずです。
小学生にだって。
これは戦争でもテロ対策でもなく、あきらかな『侵略行為』です。
60年前に始まったイスラエルのパレスチナ地方への侵略『NAKBA』の一環です。
ガザ側からロケット弾が打ち込まれる遥か昔から、イスラエルによるこうした攻撃は姿かたちを変え繰り返されてきています。
そして今回のガザへの大規模な攻撃は、周到に準備されたものでした。
2003年夏ごろから突如として始まった封鎖の硬化。
(それまでもパレスチナの人々にとっては、イスラエルによる軍事封鎖のため移動も物資の輸送も著しく制限されていましたが、私たち外国人は交渉次第で出入りできました。
それがそのころから国連職員、NGO、ジャーナリストが次々にガザに入れなくなり、完全に封鎖されてしまったのです。)
そして極めつけ、シャロン首相によるガザからの入植者撤退、世間に対しては平和的な行動のようにアピールされていましたが、入植地がなくなりいよいよ大規模な空爆を可能にし、準備を進めている気配が、イスラエルによるガザへの激しい攻撃、侵略を予測させ、私の中に不気味な不安を掻き立てました。
この時7000人のガザの入植者を撤退するシャロン首相に、ブッシュ大統領は次のことを了解していたのです。
一、ほとんどすべてに近い西岸地区入植者の永久保存(約16万人)
二、イスラエル建国にともなうパレスチナ難民の帰還権の放棄
三、西岸に建てている隔離壁の建設
四、暗殺攻撃を含めた、パレスチナ抵抗勢力への攻撃
(このことはエリック・アザン『占領ノート』現代企画室の解説にも詳しく触れています。上記の訳はこの著書から引用しました。)
これまでのどの米国大統領も、イスラエルを擁護していてもパレスチナ難民の帰還権に触れることはありませんでした。
それがブッシュ大統領は安々とその放棄を一方的に認めてしまったのです。
さらに入植地を初めて認めた大統領に対し呆れ果てました。
その浅い判断による重い罪と、このため今後のしかかるパレスチナの人々の恐ろしい運命に、当時私たちは本当に落胆し、恐怖を感じたことを覚えています。
また、この4つ目の暗殺攻撃を含めた攻撃の許可は、今回の大規模な空爆の格好のステップとなりました。
それでもアフガン攻撃、イラク攻撃と次々に失敗し、米国民からもすっかり支持を失ったブッシュ大統領と、その大統領を支えてきたマスコミ、国際社会は、大きな反省と成長の元、イスラエルの暴挙は抑えられるだろうとどこかで楽観的な期待もしていました。
今回のような大規模な空爆を許さない、国際社会の監視という抑止力が働くことを信じていました。
でもそんな期待はあっという間に吹き飛ばされました。
長期間封鎖され、食事も水も電気も仕事も失われつつあるガザの人々に対し、戦闘機、無人戦闘機(卑劣です)、戦車、軍艦を総配備して、イスラエルは容赦なく攻撃をし、それを国際社会は止められずにいます。
そして、パレスチナ側からの抵抗は一切認めようとしません。
イスラエルは、ロケット弾の発射区は攻撃せずに残しています。
イスラエルの情報量、最新技術では、ピンポイントで人一人に絞って爆殺出来ますし、これまで何度もそれを行ってきています。
でも、2006年のレバノンの時と同じ、核心は残し、ガザの歴史的建造物であるモスクや大学、マンションなど多くのものを攻撃し破壊し人々を犠牲にし続け、『パレスチナは人道危機にはない』と言い続けています。
いったいガザをどうするつもりなのでしょう。
先日知人が苛立ちながら私に質問してきました。
『どうしてハマスは、ロケット弾を撃ち込めば攻撃されることをわかっていて撃ち続けるんだ。』
その方は、イスラエルの攻撃は許されない、だけどハマスが攻撃を止めれば収まるのに・・・と心配していたようです。
でもその言葉は私を深く傷つけました。
困ったことに、こうした質問に答える的確な答えを探しても見つけることが出来ない自分がいました。
パレスチナの状況は、勘のいい人ならすぐに理解できるかもしれませんが、ほとんどの人は中に行って、パレスチナ側から世界を見てみないと理解するのは難しい。想像を絶する状況があります。
そして理解されない・・・ということが、本当に辛く孤立感や絶望感を生んでいます。
私も以前は抵抗するパレスチナ側を批判していました。
何故?と詰め寄ったこともありました。
でも闘わなくてどう生きたらいいのでしょう。私たちが食べないと生きていけないと同じくらいに、生きるために闘うしかなかったら。
そんな状況を、どうやって私たちは想像できるのでしょうか。
パレスチナで聞いた言葉が今でも心に焼き付いています。
『信じてください。世界というものは、弱い人々の言葉を聞かないものです。』
食糧支援、教育支援、医療支援、金銭的支援それらを命がけでやってもやっても人々が殺され続け、政治部門軍事部門と立ち上げ、それでも結局何をしても変わることの無かったパレスチナの状況を憂いながら、ハマスの幹部イスマイル・アブ・シャナブさんが涙をためて私に言った言葉です。
シャナブさんは2003年当時、イスラエルと闘っても軍事的にはかなわないことを私にはっきり言いました。
『共存しか道は無いのです。そのためにもまずは、パレスチナ自治区内のイスラエルの軍事的政治的占領をやめてもらうことです。そして共存のための話し合いのテーブルにつくつもりです。』
シャナブさんは政治部門のトップで、インタビューをお願いするたびに、繰り返し共存について発言しました。
ラジオでも、日本のテレビ局向けにも発言していました。
でもそれは大々的には報道されず、シャナブさんは2003年夏、乗っていた車に対する戦闘機からのピンポイント空爆で爆殺されてしまいました。
ハマスはイスラエルとの停戦に合意し、攻撃を止めている真っ最中でした。
その時私は、イスラエル政府が望んでいることは、共存でも占領の終結でもないことを知りました。停戦も和平なども望んでいないことを。
それまでも、もしかしてそううかな?と思う節があっても、いや、まさか・・・と信じたい気持ちでいました。
でもこの時知ったのです。
そしてシャナブさんの死を受けて、ハマスの残された人々は怒りに震え、停戦破棄を宣言しました。
『ハマス停戦破棄』は各紙大々的に報道され、ハマス側から停戦が破られた印象が世間を走りました。
その後私もガザに入れることは無く、今のハマスの状況も、パレスチナの状況も本当には把握し切れていません。
でもなぜ、新聞も報道のたびに「ガザを支配するハマス」と枕詞のようにつけるのか疑問は消えません。
ハマスは、パレスチナの人々の選挙で勝ったアラファトを認めようとしないイスラエル、米国、国際社会の圧力により、国際監視団のもと正当な選挙で選ばれたパレスチナの第一党です。
そうなったとたん、それを認めず、秩序を著しく乱しているのはイスラエル、アメリカ、そして私たちです。
マスコミに勤めている方たちにお願いがあります。
私たちの平和を望み、今の状況をペンの力で打開したいと思って記者になったのでしたら、マスコミにはその力があります。
でも記者のかたたちがいくらエルサレムに駐在したって、占領地のことはわかりません。西岸やガザにもっと入ろうとして、ご自身の目で確かめてから記事にしてください。
こんな時はガザに近寄り、どうしても中に入れない状況くらい自分でリポートしてみて欲しいと思います。
それからブッシュ大統領に声を届けることの出来る方にお願いがあります。
英雄になりたくて、イラクもアフガンも経済もことごとく失敗してしまったブッシュ大統領に、あと一つだけ英雄になる方法が残されていることを誰か伝えてください。
残すところ後僅かな任期中に、今すぐに、イスラエルの攻撃をストップさせることです。米国大統領の力において。
ブッシュ大統領にはそれが出来ます。
数々の失敗の後でも、世界から尊敬され後世名を残す立派な大統領として幕を閉じることが出来るでしょう。
皆さんにお願いがあります。
私たちが今回の攻撃について正しく理解するためには、少しでもいいので、イスラエルの建国から今に至る全体の流れを知ってください。
1月8日の試写会、ぜひいらしてください。
また1月10日には子どもキャンペーンやアムネスティ、JVCなど日本を代表するNGOとともに、今回のガザへの攻撃に対して出来ることを模索し、イベントを企画中です。
何か良い案がありましたらお知らせください。
パレスチナのことに関心が無かったり、あまり良く知らない方たちも巻き込んで出来る何かいい方法を探しています。
詳細が決まりましたらまたお伝えします。
乱文、お許しください。
森沢典子
(転載 ここまで)************
最後まで読んでくれてありがとう。
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