野望など
メキシコメキシコっていつまでも言うなとか言うな。
行ったら何とかなるやろうと思って行ったら、思った以上に何とかなってしまってしまい(つまり、出会った人が次から次へと出演話を持ちかけてくれた)「こりゃあ、ええわ。メキシコやったら俺、音楽で食って行けるんちゃうか」などと安易に錯覚しつつ意気揚々とライブ会場に着くと、約束してたドラマーにすっぽかされたり、企画した男がトンズラしてたりして、ドわっはははは。
しかしそのような、アウェイにおけるピンチも、いつもパンク連中が救ってくれた。路上ゲリラライブで声かけてくれたカルロス(3つのライブをお膳立てしてくれた後、風のように消えた)や、事あるごとに機材や対バンを手配してくれたメキシコ・パンク界のキーパーソンBambam、大阪城公園での野宿者排除を我が事のように心配してたチェ・ゲバラ講堂のJoaquin(ホアキン)、「お前の言いなり」が一番好きだと言うて出会って三日目には一緒にライブしたTichaたち(ちょっとビジュアル系)、自分の美大のパーティーで演奏させてくれてご馳走もしてくれたアレハンドロ(メタル・コアのギタリスト)と彼女のヴェロニカ、ドラマーじゃないのにジェロニモレーベル・メキシコ版のドラマーとしてガンガン仕事してくれた亜麻陳…。
書き切れないぐらいの人に助けられてアホ一匹、メキシコで愉快に小暴れしてきたのだった。一ヶ月に渡る旅の間に行ったライブやらラジオ出演やらを全部MDに録音してて、それは総録音時間13時間近くに及び、その中から何とか一枚のCDに詰め込もうという作業に、ここ半月ほど没頭していたのだが、ようやくマスター音源が完成した。ぃやっほう! 名づけて”El Camino del Loco”(エル カミノ デル ロコ=アホの道)。異邦の地で一からロック演奏を実現する道のりを、無理やり62分に収録しました。ぃ~やっほう!!
4月12日(水)、大阪は千日前のクラブウォーターにてライブやります。それまでに上記CDRを(ジャケ、解説文含めて)完成させる予定。ライブ詳細はジェロニモレーベルのホームページをどうぞ。
メキシコで、ジェロニモレーベルの音楽と歌詞と演奏の全てが、かなり素直に受け入れられたので俺は大いに自信を持った。再び日本に於いても、演奏ならびに録音ならびに広報活動に邁進いたす事としよう、あくまでポジティブに前向きに。
そして、もう一つのプロジェクトであるところのファルソス・ヒターノス(偽ジプシー)は、2年前から中断してるフルアルバムのレコーディングを再開する所存です。新メンバー(バイオリン奏者)も入ってくれたので、ライブも早いとこ再開したい。お楽しみに。
上記のごとく、いろいろと軌道に乗せたいと真剣に思う今日この頃です。世の中どんどん酷くなるので、俺らはますます真剣かつ痛快に俺らの音楽を実現せねばなるまいよ。無駄にしてる時間はないのだ。あ、やってる事がそもそも無駄か。ひっひひひー。
あと、今年は久々に山や渓流で遊びたい。アマゴやら岩魚やら根曲がりタケなどを、再び山で食いたいと切に思う。
とか、まぁいろいろ。
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