饗宴おわって

 ベースボールとの饗宴が終わった。一ヶ月前に急に決まって今回はろくに宣伝する間もなかったから正直不安はあったが、そんなの吹き飛ばす楽しさでした。来てくれた人は大変ラッキー、来れなかった人はざんねーん!!
 去年夏の磔磔と全く同じメンツ(ザ・ドクロズ、ジェロニモレーベル、ベースボール)だったから再会の嬉しさもひとしおだったが、何より、どのバンドも成長してるのが実感できた。ドクロズが始まったとたん、ザワザワっと立ち上がって踊りだす野球たち。ヴォーカル・アサコ嬢の毒舌はほとんど炸裂せず、ひたすら演奏に打ち込む姿が美しかったッス。惚れ直した。
 ジェロニモレーベルは7/17堺FUZZあたりから、自分で言うのも変だが、恐いもの知らずであります。たいがいのバンドには、負ける気がしませ~ん。今回はほぼ半年ぶりに“頼りになる男”ツダビンスキーに叩いてもらった。歌に寄り添うドラミングには絶大な信頼を置いているのだが、さらに、歌をグイグイ引っぱるほどの勢い。しかも、叩きながら歌いまくってるし…。9/10の反戦ミュージック@京大西部講堂も、このコンビで演奏する。全国津々浦々から体験しに来るべし。
 そしてオーストラリアの珍奇楽団BASEBALL。バイオリン&ヴォーカルのキャメロンは一見、野人風だが実は繊細なナイスガイ。そしてベースのモニカは相変わらずキュート! 今回は新たなメンバーが加わって去年よりはエキセントリックさが薄まって、バンドとして楽曲をよりしっかりと聴かせる方向だった。ほとんどがイキのいい新曲だったのにも、潔さと勢いを感じた。ドラム&ヴォーカルのおねえちゃんも実にキャラが立っている。そしてやはり、キャメロンのアラブ風バイオリンは鳥肌もの。

 大阪での彼らのライブをブッキングしたシブヤ君も観に来てくれてて、ジェロニモレーベルも絶対メルボルンに行くべきだと言う。そうなのだ。去年彼らと共演したあと、次は俺らがオーストラリア行くから!と話してたのに、あっという間に一年経って、彼らはホントにまたやって来た。もともと、オーストラリアという国にはさほど興味もなかったんだが、彼らとつきあいが深まるにつれ、メルボルンというロックな街に、ものすごく魅かれつつある。
 偽ジプシーもからめて、ツアー実現を真剣に考え始めている。ベオグラード~バルセロナ・独りチョチェック&ロック修行から早や2年。そろそろ旅禁断症状も出てきてるし…。真剣に金ためんといかんわ。

 今後の予定です。8月12日(金)は京都磔磔(たくたく)で、偽ジプシーが一ヶ月ぶりのライブ。ななななんと!友川カズキ関西公演の前座。こりゃー、へた打つワケにはいかんよ。
 8月下旬は3ヶ月ぶりの東京ミニツアー。8/23(火)は偽ジプシーが新宿Naked Loftに初登場、そして翌8/24(水)は職安通り一本隔てた新宿ウルガでジェロニモレーベル。関東方面の方、お楽しみに!!
 8/28吟遊詩人、9/3雲州堂と大阪で偽ジプシーの楽しいライブが続いたあとは、9/10-11の2デイズ・ビッグイヴェント反戦ミュージックに、両バンドで出ます。今の世の中、敢えて反戦と言い切るとこがかっこええんちゃうか。しかも、今年の出演陣はかなり強烈!言ってみれば関西地下シーンのイキのいいところをギュッと濃縮したような二日間。全国津々浦々から、全世界からバックパック背負って来るべし。コレ本気で言うてます、おれ。

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