語学

中国地下ロック

先日、雲州堂(偽ジプシーや独りジェロニモレーベルで、何回もイヴェントさせてもらってるハコ)でSuper Sonic China ていう、北京のアングラなロックやアートを紹介するDJイヴェントがあったんで行ってきた。4年半前の5ヶ月世界旅行の出発点は北京だった。その時に街のカセット屋で偶然カセットを買ったバンド「冷血動物」が、今は時々日本にも来てることを知ったり、前から気になってた「痩人」ていうバンドのCDが買えたり、収穫は大だった。行って良かった。
DJの人(あ、日本人ね)としゃべってると、CDを実際に流通させるための地道な苦労というのを、消耗しながらも続けてるんだなぁと、感心するとともに大いに勇気づけられた。3月に東京にツアー行く時は、向こうでもコアなレコード屋を足で回ろうとか考えていたが、ますます確信持ってヤル気になってきた。
今年は力の入れどころを考えたいと前に書いたが、狭いムラ社会の中で縮小再生産してるみたいなライブ活動には、ええかげん終止符を打ちたいのだ。(もちろんコレはネガティブに言いすぎで、ちょっとづつ実を結びつつあったり、素敵な出会いに恵まれ始めてるのは感じているが…。でもやっぱり、まだまだ知られなさ過ぎだ) 自分が自信持って作ったCDや、メンバーチェンジの度にシンプルになってはいくが核は変わらないロックンロールを、確実に実現したいのだ。
音楽を演奏するだけじゃ、俺はもう満足できん。音楽を“実現”しないと意味がない。

ちなみに、2月11日に大阪中津のVi-code のPATCHANKA!というイヴェントに、ジェロニモレーベルで出る。これは雲州堂で世話になったYamamooこと山本圭君が気合入れて企画した一日なんで、すごく楽しみだ。上記のSuper Sonic China の人たちもDJ参加する。詳しくはジェロニモレーベルのサイト のライブ告知をどうぞ。フライヤーもかっこいいんで、勝手にアップしました。

あ~、それにしても中国語熱が、数年ぶりに自己リバイバルしてきたよ。その前に、一昨年の旅で世話になったセルビアとスペインの友達に、偽ジプシーの「メセチナ地獄」とかGeronimo LabeLの最新ライブ音源を送って、コネクションを復活させねばならん。
あ゛~! 身体が5つぐらい欲しいわい。

面接試験で盛り上がる

スペイン語を母国語としない人を対象にしたスペイン語の試験というのがあって、昨日と今日、それを受けてきた。3段階あるうちの一番簡単なのを受けた。「買い物とか自分の要求を伝えられる」レベル。
去年の旅でバルセロナに一ヶ月いて、独立系ラジオ局の友達ができて、なんちゃってインタビューを受けたり、その勢いでプチ・ソロライブやったりもしたから、ちょっと自信があった。初級ぐらい楽勝で受かるやろ、と思っていた。が、申し込んでから一ヶ月半というもの、ぜ~んぜん勉強できなかった。何しろこの試験は3時間近い長丁場の上に、試験場に入った瞬間からすべてがスペイン語で行われるのだ。当然、にわか勉強なんか通用するはずがない。
試験日は容赦なく近づいてくる。そこで、まぁ今回は下見ということで!と割り切ることにした。一日目の筆記試験は、長文読解と簡単な作文とヒヤリングに、設定されたシチュエーションでのちょっと長めの作文。これを間に休憩をはさむとはいえ、3時間かけてやる。これまで受けてきた日本のスペイン語検定(西検)とは、問題のヴォリュームも、ヒヤリングのスピードも比べ物にならん。が、時間配分さえミスらなければ、歯が立たんというほど難問ではないような気もした。
さて、翌日はたった15分ほどの面接試験のために、再び試験会場の京都産業大学へ。試験官は、きのうの試験会場で「ここは鉛筆で書くんですよ」とか「あと5分ですよ」とか言ってた、人のいい校長先生みたいな初老のスペイン人だった。問題は2問あって、与えられた4コママンガにストーリーをつけて説明するというのと、与えられたシチュエーションに従って(僕の場合は、部屋を予約済みのホテルの受付でのやりとり)、試験官と会話するというもの。その2問は、つっかえながらもなんとか答えられたと思う。
面白かったのは、試験時間の半分以上を占めた雑談だ。自己紹介から発展して、なんでスペイン語勉強してるのか、とか聞かれる。これも絶対、採点対象なんだろうけど、試験官も楽しみながらやってる感じだった。去年のスペインでの体験やら、バンドやってる事を言うと、セニョール・マルティン(校長先生みたいな初老の試験官)は「おおっ」という感じで身を乗り出してきた。メモを取ってるもうひとりの試験官(日本の教授だが、当然スペイン語しかしゃべらない)も、「いつかアルゼンチンとかチリに演奏に来なさいよ」と言って激励(?)してくれる。
で、もう一つのバンドは何ていう名前ですか?と聞かれ「ファルソス・ヒターノス」と直球で答えたら、直球で受けました。ふたりとも大笑いしてました。これ、スペイン語でそのまんま「偽ジプシー」の意味やからな。
「いつか有名になって会える日を待ってるよ!」と熱く握手まで交わし、なんか大きく勘違いした俺様は、意気揚々と試験室を後にしたのでした。いやぁ~、でも面白かったよ。

スペイン語勉強男

今度、DELEていうスペイン語の試験を受けてみる。今までスペイン語検定(いわゆる西検)はシコシコ受けては落ち受けては落ちしながら、3級まで取ったんですが、今度のはスペインの政府関係機関(?)がやってる試験。たぶん、試験問題も全部スペイン語ッス。しかも試験時間が3時間もあるッス! ひょえ~! 3段階あるうちのいちばん簡単なのを受けるんだが、歯が立たんかったりして。
最近、偽ジプシーのレコーディングを再開したのやら、ジェロニモレーベルの新人ドラマーとの練習やらで、全然勉強してないや。気がつけばあと一ヶ月後ではないか。しかも、願書を送ってだいぶ経つが、まだ何も届かんぞ。手続きも全部スペイン語やったからなぁ…. 申し込みの時点で既にしくじったのか、俺??